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【愛知】ドローンの資格制度を解説!資格の種類や資格取得の流れとは?

【愛知】ドローンの資格制度を解説!ドローン資格の種類・資格取得の流れ・JUIDAとDPAの違い

近年、ドローンの普及に伴い、安全性確保のための規制強化が進められています。ドローンを操縦する際は、操縦技能や法令の知識が必須となっているのです。

このような背景から、国内においてもドローン資格制度が整備されつつあります。国家資格や民間資格など、様々な資格がドローン業界で活用されています。

こちらではドローン資格制度の必要性、主な資格の種類や資格取得の流れ、民間資格であるJUIDAとDPAの違いについて解説します。愛知でドローン資格取得をお考えの方は、ぜひ参考にしてください。

ドローン規制と資格制度の必要性

ドローン規制と資格制度の必要性

ドローンの活用が進むにつれ、安全運航を担保するための規制と国家資格制度の整備が急務となっています。そこで日本政府は、ドローンの操縦者や運航管理者を対象とした資格制度の導入を進めてきました。

背景には大きく2点の理由があります。1つ目は、「2024年問題」と呼ばれるトラックドライバー不足への対応です。2024年から運送業界でドライバーの長時間労働が規制されることで、深刻な人手不足が予想されています。ドローン配送によりこの問題を解決し、新たな産業の創出を図ろうとしています。

2つ目は、国土交通省の作業工数削減です。ドローン飛行には事前に国土交通省への申請が必要でしたが、申請件数が年々増加。令和3年には75,000件以上に上り、承認作業の負荷が高まっていました。一定の技能を持つ操縦者には申請を免除することで、この問題の解決を目指しています。

こうした背景から、2015年に安倍首相が「ドローン配送を目指す」と発言。その後の2017年に「空の産業革命に向けたロードマップ」で、2020年代の資格制度導入が明記されました。ドローン国家資格制度への第一歩が踏み出されたのです。

ドローン資格は国家資格と民間資格の2種類

ドローン資格の種類

ドローン操縦に関する主な資格は、国家資格と民間資格の2種類に大別されます。

国家資格

国家資格である一等無人航空機操縦士と二等無人航空機操縦士は、ドローン操縦の国家資格において、その資格レベルと許可される飛行範囲が異なります。

一等無人航空機操縦士は、より高度な操縦技能を有し、有人地帯での目視外飛行(レベル4飛行)を行うことができます。このため、物件の輸送や監視など、より幅広い業務に従事できます。一方、二等無人航空機操縦士は、カテゴリーII飛行(特定飛行のうち、無人航空機の飛行経路下において立入管理措置を講じたうえで行う飛行)を行うことができ、飛行申請の一部が免除されるメリットがあります。

両資格とも有効期間は3年間で、一定の条件を満たせば限定変更を行い、夜間飛行や目視外飛行など、飛行範囲を拡大することができます。資格取得後の業務内容や、目指す飛行レベルに応じて、適切な資格を選択する必要があります。

民間資格

民間資格には様々な種類がありますが、主に以下のような資格が挙げられます。

JUIDA(一般社団法人日本UAS産業振興協議会)
  • 無人航空機操縦技能証明
  • 無人航空機安全運航管理者証明
DPA(一般社団法人ドローン操縦士協会)
  • ドローン操縦士回転翼3級

民間資格は、国家資格とともに今後も存続していく見込みです。民間資格保有者は、飛行場所や飛行方法に応じて国土交通省への飛行申請が必要となります。

ドローン資格取得のステップ

ドローン資格取得のステップ

ドローン免許や認定資格を取得するためには、以下の3つのステップを踏む必要があります。

STEP1:希望の資格を取得できるスクール・認定校を探す

取得したいドローン資格が決まったら、まずはその資格を取得できるコースがあるスクール・認定校を探します。受講料や自宅からのアクセスなどを比較し、通いやすい場所を選びましょう。多くのスクールでは説明会や無料体験などを実施していますので、そうした機会を活用すると雰囲気をつかみやすくなります。

STEP2:講座を受講し知識や技術を身につける

スクールが決まったら、実際に講座を受講してドローン操縦に必要な知識や技術を学習します。講座には「機体所持」や「他の資格保持」などの受講要件が設けられている場合があるため注意が必要です。講座は一般的に座学と実技の両方から構成され、数日間かけて行われます。

STEP3:検定試験を受ける

講習を修了した後に検定試験を受けます。試験では筆記試験やデモフライトなどが課されます。多くのスクールでは講座の直後に試験が実施されるため、講習内容をしっかりと理解しておく必要があります。

このように段階を踏んで知識と技術を身につけ、最終的に試験に合格すれば、ドローン免許や認定資格の取得につながります。

ドローンの資格取得!JUIDAとDPAの違いは?

JUIDAとDPAはともに、ドローン操縦の資格を発行する主要な管理団体です。しかし、その目的や重点が異なるため、個人のニーズに合わせて適切な団体を選ぶ必要があります。

JUIDAの特徴

JUIDAは、無人航空機の安全運航に関する幅広い知識と技能を習得することを目指しています。無人航空機操縦技能証明・無人航空機安全運航管理者証明の2つの資格を取得でき、法律や安全飛行のための理解を深めることができます。このため、ドローンの運用全般を包括的に学びたい場合に適しています。また、国土交通省の要件を満たすため、飛行許可申請の簡素化などのメリットもあります。

DPAの特徴

一方、DPAはドローン操縦の実践的な技術習得に重きを置いています。ドローン操縦士回転翼3級の資格を取得でき、特に回転翼機の操縦技能を磨くことができます。具体的な業務での活用を想定した訓練が行われるため、プロフェッショナルとしてのスキルアップを目指す人に適しています。

適切な選択のポイント

両団体とも認定校が全国に点在しており、講習を受講する際の選択肢は多岐にわたります。趣味か業務かなど、自身の目的に合わせて、より適した資格とカリキュラムを選ぶことが重要です。また、習得後のサポート体制やフォローアップの環境も、資格取得後の活用を左右する大きな要素となります。事前に十分な情報収集を行い、自身のニーズに合った最適な選択を行うことをおすすめします。

【愛知】ドローン資格取得後のキャリアパスと活躍の場

ドローン資格を取得すると、様々な分野での活躍が期待できます。ドローンの活用は多岐にわたり、従来の人力作業を代替することで、コスト削減、効率化、安全性向上などのメリットがあります。

主な活躍の場としては以下が挙げられます。

建設・土木分野

  • 工事現場の進捗管理
  • 地形測量や3D測量
  • 構造物の点検や劣化診断

農業分野

  • 生育状況の確認や病害虫の早期発見
  • 農薬散布や種まき
  • 収穫予測や収量調査

防災・災害対策

  • 被災状況の把握と情報収集
  • 要救助者の捜索支援
  • 被災地への物資輸送

映像・エンターテインメント

  • イベントや観光地の空撮
  • ドローンレース参加
  • ドローンショーの企画・実施

インフラ点検

  • 送電線や鉄塔の点検
  • 橋梁やトンネルの劣化診断
  • 太陽光パネルの異常検知

これらの分野では、ドローンの操縦技術に加え、それぞれの専門知識も求められます。そのため、自身の興味や適性に合わせて専門性を高めていくことが重要です。

ドローン業界は今後も成長が見込まれるため、資格取得後も継続的に技術と知識を磨くことで、市場価値の高い人材として活躍の場を広げていくことができるでしょう。

愛知でドローン操縦を身につけるなら株式会社中京電気へ!

ドローンの資格を取得したい方は、まずは最寄りのドローンスクールを探してみるのがおすすめです。スクールによって、趣味向けのコースから業務利用を見据えたコースまで、様々なプランが用意されています。自身の目的に合わせて、カリキュラムの内容をしっかりと確認し、適切なスクールを選ぶことが大切です。

株式会社中京電気では、愛知県新城市で広大な敷地と複雑な地形を活かしたドローンスクールを運営しています。

ドローン操縦の基本から、カメラワークやレンズ選定などの専門的な講習まで、プロのスキルを習得できる充実したカリキュラムをご用意しています。

実践型だから現場で即戦力に!

平地では体験できない、実践的な環境で訓練することで、実際の業務や現場で役立つスキルを確実に身につけることができます。

JUIDA認定資格取得もサポート

ドローン操縦の民間資格であるJUIDA操縦技能証明・JUIDA安全運航管理者証明の取得を目指せるプランもご用意。

幅広いニーズに対応した充実のカリキュラム

  • 夜間目視外飛行
  • 測量
  • 映像・カメラ・レンズワーク

など、プラスαの知識と技術を習得したい方にも最適なプログラムです。

株式会社中京電気だからできる、実践的な指導

実際にドローン事業を請け負っているからこそ、危険回避のノウハウや実際の現場で役立つ知識をお伝えすることができます。

ドローンは、様々な分野で活躍できる注目の技術です。興味のある方はお気軽にお問い合わせください。

【愛知】ドローン資格取得は株式会社中京電気

会社名 株式会社中京電気
住所 〒444-0907 愛知県岡崎市小針町1-3-3
TEL 0564-33-6331
FAX 0564-33-6332
URL https://www.chukyo-d.jp/
事業内容 電気工事一式、高圧・SOG受電設備工事、中部電力委託工事店、非常用発電設備年次点検、ドローン事業